●過去には戻れない初恋と哀愁カイト 2020 SLINGSHOT RPM 12m 本気の試乗!!
KBMT「鹿児島カイトボーダーズミーティング」に合わせて試乗機を送って頂いたSLINGSHOT カイト代理店、レゼール赤土さん。
予報では昨年に引き続きまた微風?無風?なんて泣きついたら、
新品の!!TURBINE 17平米 & GHOST 17平米も追加で送って下さいましたm(__)m 感謝、感謝でございます。
*結果、微風からの吹き上がりでバッチリ!!で最高だったんですけど。
先日は超微風、無風の日に一人 SLINGSHOT カイト展示会!6枚のカイト張ってニマニマしてました。。。
◆忙しくてなかなか自分の時間を作れませんでしたが
今日はやっと、12平米ジャストの風。
本当に乗りたかった、2020 SLINGSHOT RPM 12平米をガッツリ試乗できました。LOVELOVE カイト。やっぱり好きだー、RPM !!
フリースタイル(アンフック、パワード)トリックするならRPM!!って思えるカッコいいカイト、RPM。
千葉にいた頃&鹿児島に来た当初はSLINGHOT FUELというカイトを使っていました。
強烈なパワーと安定したパワードトリックを可能にするCカイト。
RPMもそうですが、フルプレーニング時に自分の正面のパワーゾーンにステイして 前(エッジオブウインドウ)に走らない、のでエッジングを掛けると物凄い気持ちよく風下にぶっ飛べます。
カイト低めにしてパワードトリック、エッジング!その後のランディング時は、だるっだるに弛んだラインがまるで賢者タイム。わかる人にはわかるでしょ。
そして、自分の両腕が20mほど伸びて、手のひらが12平米に広がり風をそのまま掴んでいるかのようなダイレクトフィール、4本のラインで気持ちよくカイトを操れるこの快感。決して動きが早いワケじゃないんです。それでも使い込むとわかるフィーリング。
なんだか実際より、ラインが短く感じられるんです。。。
そんなCカイトの良いところ、そのままのRPM…
しかし、いまの自分では身体がついてこない。
身体は正直に反応して萎縮。
しかし心には嘘をついてアンフック トリックにトライ。。。
それなりに今日も頑張ってみました。結果はWooだけが知ってます(^_^;)
ただ
RPMは最高のパフォーマンスで自分をぶっ飛ばしてくれるけどそれに応えられない、自分の身体。。。あー歳とったなあー!!
やれることは、練習もするし やるけど、、
昔の全開、アホ丸出し、ケガなんて知らん!! オーバー上等! 1日に2枚カイトを大破させたり。
デートでディズニーシー行って風が気になって夢の国どころか鬱の国で大喧嘩。
1日8時間、海上でカイト乗りまくってコケまくってた、あの頃の体力。
夜遅くまで練習しまくって真っ暗すぎて、海上で迷子に。浜のどこに戻って
いいかわからなくなった、アノ頃。。。
当時の自分の、パフォーマンスには戻れない、現実を突きつけられます。。。
初恋を思い出す、もう成就しない恋のようです。
ガンガン攻めまくってた頃を思い出してしまいます。
なんとも切ない気持ちになってしまいました。。。
それなりに今でも、使えば最高に楽しいけれど
こんな思いを味わうことになるとは。
そんな面白い、切ない、いいカイトです RPM
まだまだイケイケ、アンフックとか、トリック練習するぞー!!って方にぜひ使って欲しいカイトです。
こんなカイトがバンバン売れて、イキの良い若者がため息の出るようなトリックを ばしばしゲレンデで決めまくる世の中になってほしいと切に願います。
2020年のRPMはカイトを振って、ビヨヨーンと飛ぶ、エアリアル系には向きません。2019年、前モデルのほうがエアーに関しては楽しかったです、
元々フリスタ向けカイトなんで、今年のモデルのほうが潔い。
オールラウンドに使うなら、はSLINGSHOT RAPTOR がオススメですね。
◆あとぜひ知っておいて欲しいこと。
老舗のSLIGSHOT [スリングショット]、このメーカーは、ほんとカッコいい。
名前からしてカッコいいです。 実際の由来は知りませんが。。。
よく考えると、この名前をよくつけたなーという秀逸さ。
SLINGSHOT = スリングショット パチンコですよ。
チーンジャラジャラ、のパチンコじゃないですよ ゴムでビョーンと飛ばすパチンコですよ。 英語でSLINGSHOT!!
レイリーとか、やればわかります。
自分のパワーゾーン、真正面にあるカイトに対してフルエッジ!!
カイトは一瞬、グッーーーっと張って、
ぐいーんって「4本のラインが ゴムのように張って伸びてる感じ」
耐えられなくなった足元のエッジングを開放!!
そうすると正に、SLINGSHOT =パチンコみたいに バッコーンって吹っ飛ぶ気持ちよさ!
わかって欲しい、知ってください、カイトの一番派手な魅力を伝えるフリースタイル、
パワードトリックの醍醐味を表す、素敵なメーカー名だと思いませんか?
昔から、数々の新しい革新的な機能を作ったのも「SLINGSHOT」です。
例えば「ワンポンプ」、バテンとリーディングエッジをゴムチューブで繋ぐ今では当たり前、なかったら超不便なこのシステム。昔は無かったんです。
バテンそれぞれにバルブがあって、毎回6箇所くらいに分けてエアーをポンプで入れていたんです。その手間を大幅に省けたのが「ワンポンプ」システム。これSLINGSHOTの特許のハズです。
2019年くらいから、「4×4」CanopyTech カイトのパネルの生地が変わりました。よく見ると 4本の糸が格子状にあわさったTEIJIN製の生地。
カイトの修理をしてると、生地が傷んでくるとズバっと裂けるんですがこの4本の糸の補強があると、そこから更にもう一踏ん張りして裂けを防いでくれるハズです。
★あと他の試乗ギアについて
TURBINE 17平米
・微風用パワフルなカイト、過去モデルに比べ圧倒的にオーバーに強くなりました。
パワーゾーンにしっかり振ったときのパワーが凄い、まさに微風時に引っ張る強さとしては他メーカーの追随を許しません。しかしパワフル過ぎるが故、アップウインド性能と
バーターしてしまう場合があります、カイトの位置を高めにしたり、振り方を丁寧にして乗ればOK!
GOHST 12/17平米
・初のワンバテンカイト、フォイルユーザーをターゲットにしているようです。
リーディングエッジが太い!! 最初にビックリします。カイトを上げると更にびっくりするほどのローアスペクト(極端にいえば正方形)。カイトはクルクル動きます。動きが良いです、カイトの動きの中心・軸が通常と違うのでパワーの入りも通常のカイトのイメージと異なり違和感を感じます、慣れればいいかな??
RAPTOR 12平米
・一番の売れ筋、フラッグシップカイトと言って良いでしょう。万人に勧められるのがラプター。5本バテンの安定したパワー、エアーも楽しいカイトです。リランチもOK。
RALLY GT 14平米
・従来のRALLYをより、ビギナー向けにしたモデル。リランチ最高。素直な動き、パワーの入り方、これなら安心してビギナーさんに使ってもらえます。
エアーのパワー感に拘らなければ 上級者でもOK,フォイルにも良さそうです。
★ボード
Mixer 5’10 サーフボード
赤土さんサイズ(^_^;) なので ちょっと大きめでしたがビギナーさんにも試乗してもらえました。5’6″ 5’8″のサイズもあります。フットストラップ取付のデルリン穴や補強のプレートも入ってて、この重さなら軽いでしょう。
一番お伝えしたいのが、FCS2システムを採用している点。
工具なしでフィンの取り外しができる FCS2、
ちょっと知る限りカイト用のサーフボードでFCS2を採用してるメーカーさんは無いような? 便利ですね。
Misfit 147cm
昔からある、ミスフィット 定番モデルです。
これも赤土さんサイズ、この大きさなら そのままビギナーさんに最適な1本になりますね。通常な大きいけど、僕試した限りではあまり大きさを気にならないほど
乗りやすかったです。
去年からチップのところにはスケスケのハニカム素材、KORROYD TIPS これは相当スグレもの。軽く丈夫、ヘルメットの内側なんかに使用する素材を
ボードに採用するアイデアは面白いですね。太陽に透かすとキレイです。
あとはバインディング(パッドストラップ)、大きく変わりましたね。パッドの端の盛り上がった箇所が足のズレお防いでくれます。
DUOTONEボードも似た感じだったんで、コレ、これからのトレンドになるかな?
普通のTT,ツインチップボード SLINGSHOTの作りの良さには定評があります。
最初はカイト、カイトボードメーカーだったSLINGSHOTですが、あっというまにWakeboard ウェイクボードでもトップブランドになってしまいました。
ちなみに、今年の ボードの裏側 「SHOT」ってグラフィックがありますがこれはSLINGSHOTカイトボードの場合です。
Wakeboardの場合は裏面が「SLING」になります。これは日本だけかな?ウェイクボーダーさんはトリックを仕掛けることを「撃つ」っていいます、
そうすると、Waekboardのほうを「SHOT」にした方が面白いんじゃないかなー なんて思いますが。。。
めっちゃ長くなりましたが、好き放題書いてみました。
カイト、ボードの性能でも良し悪し、好き嫌いあると思うのですが
強烈な個性で、魅力的なメーカーなのは間違いないです、SLINGSHOT ぜひ、試乗してみてほしいです。