2015/7/1 [BLOG / カイトサーフィン]

スリランカトリップのまとめ-③

■カイトボードVideo■

Without A Jersey – Stefan Spiessberger
NORTH Kiteのライダー、Stefan Spiessberger カッコいいRidingしますね。1:35秒からのTack Flipキレイにやってますね。
場所はベネズエラのコチェ島。完全オフ海面ですがラグーンではないですね、島のオフショア海面でやってます。でも良い所なんでしょう、島も平坦で風の抜けが良さそう。
コチェ島 時間とお金が有り余ってたら、一度は行ってみたいベネズエラ。

■イベント告知 ■

KBMT [カイトボーダーズミーティング in 鹿児島]2015
10/31(土),11/1(日)-11/3(火祝)
2015KBMT
気軽に参加できて、とにかくカイトボード楽もう♪、がコンセプト、今年もKBMT [カイトボーダーズミーティング in 鹿児島]、開催予定です。10/31(土),11/1(日)がメイン日程予定!、そのまま11/3(火祝)までワイワイできたらやりましょう\(^o^)/ 

[去年の様子です。KBMT 2014 オフィシャルVideo]
 

今回は、加世田-小湊(入来浜)間の、”日本最長!?5kmほどの気軽なクルージングレース”もやろうと思ってます!
ここは日本か?と思っちゃう、人工物のない遠浅の浜に沿って安心して走り回りましょう♪希望者のみ、本気の「フリスタ競技」も考えてます、更に楽しんでいただけるように企画してます。まずは日程だけ気にしておいてくださいね~!

■スリランカ トリップまとめ③ ■
もういい加減、〆とかないと、スリランカトリップのまとめ。。。

6/26(金)は宿泊している”Srilanka Kite”の目の前にあるゲレンデ(Bigラグーン)、以外の場所もチェックしてみよう、ということでトゥクトゥクで20分ほど移動してSmallラグーンへ。
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Kalpitiya一帯は砂浜に水が入って、いくつかラグーンが出来ていてそこがフラット海面でカイトボード的にはやりやすくそのような場所が何箇所かあります、でも交通の便などから現実的には使えそうな場所は、この2箇所くらい。

しかしSmallラグーンは狭め。鹿児島加世田の河口よりも狭いくらいの水たまり。カイトボーターが10名程度なら余裕ですが、それでもBigラグーンに比べるとかなり狭く感じます。
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午前中はBigラグーンで、午後からはSmallラグーンでカイトしてみてガスティ具合も確かめてみましたが同じくらい。Smallラグーンのどのエリアでプレーニングするか?にもよりますが、だいたい風速13mくらいも風が吹けばある程度はほっといてもガスティになる場合も多いですし。Smallラグーンは遠浅のエリアも多く、足着きは良いのでビギナーさんには安心かもしれません、混み合っちゃうと気を使うのでそれは心配ですが。
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ゲレンデ目の前に売店があるのはありがたいですねー。
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あとは宿。レンタカーを借りてステイする訳じゃないので、基本徒歩でゲレンデに行ける宿が重要。Smallラグーンにも宿はあります、カイト広げるエリアまでなんだかんだで10分程歩かなくちゃいけないのも、ちょっと面倒かな。

でも宿自体は、とーってもキレイ。Smallラグーン最寄りの”Kite Garden”という所を見せてもらいました。オーナーのジョナス氏、めちゃめちゃ親切にしてくださいました。
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部屋によりますがエアコン、温水シャワー、日本人にはこのくらいの施設じゃやないと快適には過ごせないかも。
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沖縄の宮古島あたりにトリップの場合は行ったらカイトするゲレンデは大抵同じですが、一言でスリランカ、Kalpetiyaと言っても広いですし色々な場所があるので、全然環境が違いますね。宿も含めてこういうのも事前に情報知っておかないと、せっかく遠方から行っても思っていた所と違う。ってなっちゃいますね。

結局、スモールラグーンでも6平米で乗り倒し、宿に戻るとでかいトカゲ?が出迎えてくれました(^_^;)ペットショップで売ってるようなのが普通にいますね。。。
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ディナーの後のデザートは、街中で普通に売ってるフルーツ。日本では珍しいけど、とっても安く美味しい。
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ランプータンとマンゴスチン。
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○6/27(土)
連日、風も吹きまくり(10mオーバー、僕でカイトサイズは毎日6平米のみ)で身体もボロボロ、ヘロヘロになってきた滞在5日目。この日は猛烈な爆風。いくら風が吹くといってもちょっと吹きすぎ。冬の鹿児島加世田を思い出す35ノット?、風速17m程の爆風。6平米でクソオーバーで、さすがにこんな強い風は、シーズン通してもそうそう無いとの事。

どのくらい強いかというと、通常はラグーンとして砂で外洋と隔てられてるんですが、外洋側の海も大荒れ、砂を通り越してラグーンにまで波が押し寄せるくらい。
普段の様子はこんな感じ、外洋側からラグーンを撮影。ちなみにカイトサーフィン、ウェーブも楽しめますよ。。。敢えてやる人あまりいませんが。

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そして、この日の夜。。。に 宿&カイトセンターがまさかの大火事。
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出火原因は不明、施設の一番風上のスタッフルームあたりから火が出たらしく、そして夜でも風速15m近く吹いていた強風にあおられ、炎は一気に燃え広がりあっという間に施設殆どが焼け落ちました。
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色々なありえないことが、ありえるんだなー。日本人の三人、アヤちゃん、横山さん(トリップ日程が同じだった横浜のカイトボーダーさん)は無事でした。炎に包まれた部屋から荷物持ち出すのってなかなかにバックドラフト的体験でしたね。。。

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この日の夜は、アヤちゃんの彼氏のバースデーパーティ(^_^;)、めっちゃ盛り上がってワイワイ♪ 10時も過ぎて僕は一足先に部屋にもどって休んでたら、なんだかとてもニギヤカ、「キャーキャー」って声が聞こえる。窓から火の粉が見えて「ずいぶんとハデなキャンプファイヤーだな~!?」、パーティ盛り上がり最高潮!!なんて思ってたら。。。

「逃げろー!」っなんてハードボイルドな言葉を生で聞くなんて機会は一生ないとおもってたけど、そんな横山さんの叫び声のお陰で命も助かりました。一瞬でパスポートと貴重品だけ掴んで部屋を出たら、もうスグそこに火が迫ってました。

安全なとこに荷物置いて、なんとかカイト道具を回収したいので戻るともう全て火の海。あまりにも火のまわりが早く部屋中炎に包まれた状態で、カイトとか,一眼カメラとかGopro,他もろもろの荷物は殆ど持ち出せず焼失。なんとか持ち出せたカイトにしても、火の粉で穴が開いちゃったり。トリップバッグも焼けて帰りは大変でした。。。

避難して荷物を持ちだした場所も地形的に、風下で風向きがちょっと変わると、大量に火の粉は飛んでくるし煙も炎も向かってくる、このままだと油断すると命も危ないなーって様子を見てました。ヒヤっとしましたね。幸い死者はなく軽傷者数名程度。僕の泊まってた”Srilanka Kite”は、大規模なスクール&宿などを兼ねた大きな施設ですが殆どが焼け落ちました、火勢はとんでもなく激しく現場は阿鼻叫喚、叫んで泣いてるだけのメインのスタッフもいる中、日本人スタッフのアヤちゃんが中心となり誘導して点呼、荷物をボートに載せる指示を皆に出したりと大声で仕切っていました。そんな彼女を同じ日本人として誇りに思います。
普段どれだけ出来る奴でも何の責任も果たせず泣きわめいてるだけ、修羅場の時こそ人の本質が透けてみえる。そんなのを炎が炙りだしちゃうんだなーってどうしようもない火の勢いを見ながら感じました。
アヤちゃんは現在、正に「ダンナを支える肝っ玉かあちゃん」的な感じなのですが、しばらく相当タフな状況に耐えなくてはならないハズ。僕、個人的には彼女は日本に戻るなり他の楽な選択をした方が良いと思うのですが本人は頑張るようなので、応援してあげてください。

結局、その日の晩は難民のように歩いて隣のホテル?に避難。知らないスイス人の方と、ダブルベッドをシェアしてとりあえず寝ました。。。
世界一周旅行中のヨーロッパ系のどっかの国のカップルさんは、全ての荷物が燃えたらしく掛ける言葉もありません。先日は日本も旅行して写真もいっぱい撮ったんだよーって言ってましたが、カメラも焼けちゃいましたね、可哀想に。。。

次の日の朝に自分の荷物などチェックに行くと酷い有り様。
こんな感じだったのが。。。
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↓↓↓
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これは焼けちゃった一眼カメラ。なんだか、もう凹んだりしてても仕方ないのでコゲくさい匂いの中、粛々とパッキングしてました。
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スリランカのTV局がきて取材してました、翌日にはスリランカのTVニュースで放映されたようです。

という感じで、日程の半分ですがそのままKalpitiyaにいてもどうしようもないので帰国を早めるつもりでを空港近くのコロンボに移動してホテルで一息。
ホテル探しも色々あって、結構バタバタだったんですけどね。スリランカの色んな一面を見られて面白かったです、面白く無い事もありましたが(^_^;)

結局、帰りの予定変更して早めに帰るしても、便がないので2日間ほどスリランカ首都、コロンボあたりをウロウロ。なんともニギヤカでパワフルな街でした。
経済発展著しく、ホテルやビルの建設ラッシュもありつつ下町はまだまだビックリするような貧しい町並みもあったり。物価はあまり日本と変わらないくらい、でも質はほとんどにおいて劣る、となかなかコスパ悪い街(というか日本が全てにおいて安すぎる)でした。
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そんなワケで、色々ありすぎたスリランカトリップでした。

カイトする上でのまとめ、としてはスリランカのKalpitiyaの拠点とする宿=カイトセンターの選択が非常に大事ですよ、ということ。レンタカーもあるらしいけど、あまりオススメできません、交通事情とか道の悪さ、不案内を考えるとハイリスク。なので基本移動できない、となると拠点となる宿がどれだけカイトのサポートしてくれるか?というのが大切だと思うのです。

今回火事で焼けてしまいましたが、僕の泊まっていた”Srilanka Kite”は近隣(スモールラグーン含め)のショップの中でも、カイト時のサポートやゲレンデのメインエリア、オンザビーチのロケーションなど最もカイトボードに適した環境だと思います。(*それぞれのカイトセンターで個性が違うので、好みで選べば良いと思います。オーナー次第で年齢層とかメインの客層国籍が違う、ニギヤカ過ぎて苦手という人もいるハズ)
ただ宿泊の部屋や設備は正直ダメでした。費用的には相場の価格帯と思えましたが、お世辞にも綺麗とは言えない部屋でかなり泊まる人を選ぶ宿でした。ありとあらゆる虫が出まくる、ネズミも出ました。壁や屋根が乾燥したヤシの葉というのも、今回簡単に火が燃え広がる原因となったワケで宜しくない、というか結果、危険。ゲレンデ環境が最高なので宿泊設備が良くなれば、安心して皆んなを誘えるのになーと思ってた矢先にこの火事。とても大変だと思いますが、復旧するからにはより良い環境を作って頂ければいいなと思っています。
滞在中は僕で毎日6平米を使って、風はまったく吹き止む気配がなかったです。時期を選んで行けば100%風にありつける、という稀有な場所、気温も暖かくウェットは必要無し、オフショア海面ペタペタな巨大なラグーン、まさしくスリランカ(Kalpetiya)は凄いゲレンデでした。風向きによってはかなりガスティだし、人によっては吹きすぎ、という場合もあります。
世界中からカイトボード愛好者が集まって国籍も名前も知らない、自分と同レベルのライダーさんとヒューヒュー言いながらのセッションは、素晴らしく楽しい体験でした。動画データはカメラごと焼失してしまったのは残念。 *残ってた写真は、クラウドにUpしてたものです。

海外であろうとなかろうとこのようなトラブルは起こり得ますが、トラブルに会う確率は高いような気もします、トリップの際は事前にカイトの環境も含めしっかり情報を集める事をオススメします。

火事に関しては、もしツアー組んで来ていて、メンバーさんの身に何かあったら?とか道具が焼けちゃってたら?などなど考えて、とにかく被害にあったのが自分でまだ良かったなと思います。つくづく世の中にはいろんなリスクがあるもんだなあと痛感、帰国してからは旅行の保険とかだけじゃなくて、あらゆる保険とか調べちゃってますよ。。。リスクに備えるって大切だなあと。
僕自身も費用と時間を使って下見に来ましたが、図らずも様々なこと考えさせられる良い機会になりました、その価値は充分にありましたね。

色々ありましたけど、カイト的には凄い環境なのでまた行こうとは思ってますよ、スリランカ!!
もちろんちゃんと備えて、調べてです(^^ゞ

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かわじ

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