2010年11月2日

鹿児島のカイトボード・カイトサーフィン専門ショップ
ナイスカイト[https://langsupli.com/]のBLOGです
サーフィン,ウインドサーフィン,ウェイクボード,スノーボード,パラグライダー
全ての楽しさを集めた究極の3Dマリンスポーツ、カイトボード!!
スクール,体験希望者募集中!!
連日吹いて体もボロボロ。なのにゾノくんから「明日はどうですかー？」のメール。
もう本当に勘弁してくれーという位、嬉しいですよ！！！、うほほ。
鹿児島来ても平日なんて一人だろうなーと思ってた僕には嬉しい誤算。
毎日ニギヤカで嬉しいです。
ということで、本日ゾノくんとは午後から加世田集合にして
昼はスーパーシェフKさんの洋食屋さんにお邪魔しました。
欧風レストラングリルダイナー
鹿児島市荒田2-23-17 TEL099-250-4109　*お店HPへリンクしてます。

素敵な店内にビックリ、驚きました。
注文はランチを頂く、これが極上に美味しかった。
僕は別にグルメな人ではないですが、一生懸命作ったもの、
丁寧に本気で作ったものかどうかはやっぱりわかります。
添えてある野菜のこだわりとかソースとか色々あるけれど、なによりもとびきり美味しい！
幸せな時間を過ごさせて頂きました、ご馳走様でした。

いい仕事をしてると、やっぱり結果が残ると思う。
洋食屋さんの場合は、素晴らしい料理、味が結果。
僕の場合はどうなんだろうか、
一生懸命にスクールして、お客さんのケアが出来て
結果として残ったものが、「カイトボードが楽しい！」と思える方々の
笑顔であればこんな嬉しいことはありません。
安心して楽しんでもらう為には安全な知識を伝えたり、
できるだけカイトし易い安全な環境を整えたり、適切なギアを提案したりとか色々ありますが
今後も僕が自分自身に嘘の無い様に「いい仕事」をしていきたいなと思います。
さて、加世田についてゾノくんと待ち合わせ。
やっぱり吹いてます。7平米ジャスト位かなー。

ゾノ君は、エアーにブラインドに頑張ってましたよ。
出だし一発目のエアーではカイト逆振りで、大クラッシュしてました。
ゾノくん、エアーは出来るものの今まで完着が苦手だったのですが
以下のアドバイスで本日最後には完着できるようになりました。
・カイトの振りは小さく。(レギュラーなら時計針で11時→12時→で振り戻すつもりで)
・あえてスピードは抑え目に
・進行方向側の手の戻しを絶対に忘れない。
本日の最後に撮った動画はこちら。完着おめでとう！！

完着できると以下の良いことがありますよー。
・ピタっと着水で気持ちいい。
・クラッシュしないので体が痛くない。
・カイトも落とさないので安心、壊れない。
・完着はかっこいい。
・クラッシュしないので風下に下らない。
・女の子にモテる。
よかったですねー。

ゾノ君が一通りエアーの練習が出来るようになったので
僕はあえてFUEL 5平米をセット。それでも十分走ります。
いままで小さいサイズは苦手だったんですが、本日はそれなりに攻めてみた結果
意外とイケるんじゃないの？って思えました、要は慣れということでしょうか。

サイズが小さいカイトを使うときっていうのは、当然風が強く吹いているときで、
ガスティにもなりがちですし、カイトの面積が小さいからパワーの入りと抜けの差が激しい。
単に走らせるだけでも最初は戸惑いがちです。カイトの動きも早い、ビギナーさんだと
カイトを振り下ろす事も怖いなどなど中々難しい要素があるんですが、やっぱり慣れていくしかないと思います。
ただ強風時に小さい動きの早いカイトを使う、ということは操作のミスが増えます。
一度トラブルが起きた時は本当に大変なことになります。想像して欲しいのですが、
「プレーニング中にミスしてカイトを落とす、その拍子にバーにバックラインが絡む」
「アンフックトリックを失敗して、カイトを落としバーを離す。
　バーが水上に漂っているところへ風下(バーの方へ)吹っ飛ばされた
　自分が入り込んで手足にラインが絡む。」
「カイトを落とした時に、波に押されてバックラインの一本がハーネスに引っかかった」
上記の時に起る事が想像つきますか？そしてその時に直ぐに対応できるでしょうか？
発生するのは以下の事象。もしくはこれに近い状況です。
当然、ラインが絡んだりなどで、上記に挙げた事以外でも発生します。
Looping Kite
http://www.kiteforum.tv/video/Looping_Kite.html
カイトが自分の意図しない動きをする。グルグル回転し(カイトループ)自分を引っ張る。
現実にこのような事が発生します。どんなカイトでも起り得ります、
特にリランチし易いカイト程、要注意です。風が弱くても似た状況にはなり得ます。
僕は何度も、この状況を見た事があります、幸い風が比較的弱めの時だったから良かった。
ループするカイトと引きずられる人を、延々2km程砂浜を走って追いかけた事もあります。
カイトの力は想像以上で、走って追いつけるスピートではなかったです、引きずられている
カイトボーダーはパニックになってました。
真剣に想像してください。
風下にどんどん引っ張られる自分、場所は海上、浅瀬でも足を着いても引っ張れたらどうしますか？
　その時、風下(引っ張れる方向)には何がありますか？
　フジツボだらけのテトラポッドですか？
　冷たく硬いコンクリートの堤防ですか？
　ビーチに遊びに来てた親子連れですか？
　　または、
　引きずられても安全な砂浜ですか？助けてくれる仲間ですか？
このとき、風下に引っ張られている自分の手足は自由になりますか？
　どう対処したらいいですか？
　・バーに絡んだラインを何とかして外す？
　・チキンループのクイックリリース？
　・カイトリーシュを切り離す？
　・一瞬風下に移動(出来るなら)ラインを弛ませて、絡んだ腕、足を抜く？
　・ラインカッターを使う？
　・ハーネスを外す？
　・他にできることは？
案はいくつかありますが、瞬時にベストな対応できなければなりません。
また残念ながら、対応策が無い場合、対応しきれない場合もあります。
　ラインカッターでライン切った事ある方いますか？
　海の中でラインカッターをハーネスから取り出した事ある方はいますか？
　結構難しいですよ。
どうにもならない事もあるからこそ、安全な場所、自分の技量を知りコンディションを選ぶ、
仲間と一緒にカイトボードを行なう。これらの事をを考えなければならないと思います。
最適な場所・危険な場所など、カイトを行なう上での注意点はスクールでは何度も何度もお伝えしていると思います、
もう一度思い出して、考えてみましょう。
強風時小さいカイトを使うのもいいでしょうが、リスクが増えることは覚悟すべきです。
ビギナーさんが小さいカイトを購入したからといって、ウエイト的には
十分対応できても、通常のカイト操作の技術が追いつかない、
緊急時の対応ができない。のであれば、たとえ風域的にサイズが合っていても
海に出るべきではないです、自重も大切です。
と、思わず色々書いてしましまいたが。
実は今日、僕自身もカイトループ失敗して漂うバー&ラインに足が絡みそうになり、
ヒヤっとすることがあったので自戒の意味を込めて文章に残しておきます。
もし不安やわからない事があれば、是非ご質問などお待ちしております。
危険を知る、ということは大切なことだと思います。
正しい知識をもって、これからも安全に楽しんで行きましょう！
/かわじ
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